SW8 ちょっとした感想

本来はゲームに関するブログなんで、映画のことを書いてもしょうがないのですが、ここぐらいしか発表する場がないので、ちょっとだけ書かせてもらいます。

映画を観ていない人はここから先は読まないでくださいませ。お正月のお楽しみにとっておいた方もたくさんいらっしゃることでしょう。










ではいきます。

まず、この作品、前作と監督が変わりましたね。J.J.エイブラムスからライアン・ジョンソンになりましたけど、この時点で嫌な予感がしていました。

映画監督は芸術家だと思います。まぁクリエイターなんて言葉を使ったほうがしっくりくるのかもしれませんが、どこかに自分のテイストとか考え方を入れたくて仕方がない人種であると思います。

その結果、昨今の漫画やアニメ実写映画化の流れで我々が見てきたように、原作破壊が横行しています。もちろん、商業面で大人の事情が絡んでくるのは間違いありませんが、見せられる人にとっては苦痛であることには変わりありません。ただ1人の監督が何億人ものファンを全て満足させることは不可能なことではあります。

すでに成功した物語であれば、忠実に原作通りに進めれば問題ないところを、オリジナル要素をかませることでどうにもならなくなることがあるわけです。このスターウォーズに原作があったかというとわかりませんが、少なくともJJが持っていたビジョンがあったと思います。ただ、ライアンはおそらく与えられたチャンスに興奮し、あるいは上層部が混乱していたのかもしれませんが、無茶苦茶やってしまった感があります。

ルーカスだってファンのことを考えて映画を作っていたわけじゃない!と監督は言っていますが、「じゃあ、スターウォーズを作るなよ、お前!」と言いたくなります。しょせんルーカス原作の拡張世界ですからね。

もう壊しまくってくれたので、次回作への期待もへったくれもなくなったのが第一の感想。おそらくエピソード9は劇場には行かないと思います。

新キャラたちに今後を担わせるという発想は悪くないと思いますが、その新キャラの魅力が足りないのでちょっと困っている次第です。好き嫌いの問題かもしれませんが、描き方に悪意すら感じます。なんというかライアンのJJへの嫉妬に満ち溢れています。馬鹿にされるかもしれませんが、JJの生み出した世界観は賛否両論だと思いますけど、私は意外と好きでした。旧作の面々が新しい人たちを見守るといった感じでもいいんだと思います。そういう意味でキャラクターたちが結構生き生きしていたと思いました。

でも、ライアンはすべて逆にしてくれた気がします。良いところを消して悪いところを強調する感じでした。

前作で常に颯爽としていたポーが独断専行型でパニック体質に、フィンは敵前逃亡を企てるほどの体たらく、レイは独学トレーニングで歴代最強の戦士、カイロは前作で描かれていた癇癪がさらに悪化したままクーデターを起こしてリーダーに、ハックスは中間管理職としてはありえますがナンバー2の座には疑問、ファズマは少しだけの見せ場でさようなら、レイアは現実では俳優がお亡くなりになられたので退場でもファンは納得したと思うのですが宇宙空間でも生き残る驚異の力に興ざめ、ルークは死亡、スノークはとくに何もなく殺されてあっけなく退場・・・安心して見ていられたのはチューバッカだけでした。

せっかくJJが用意した今後が気になるキャラクターたちを全てぶち壊してくれましたね。「普通の人」がキーワードになっているようなんですけど、ドキュメンタリー映画じゃないし、現実の話がベースになっているわけではないし、リアリティとか言っている時点で論外でしょう。

またライアンが投入した新キャラといえばローズとDJですけど、次作につながるような盛り上がりはないです。ローズは姉が戦死したという部分とフィンへの恋心、DJは犯罪者を信用してもろくなことにならないという例を示しただけ・・・といった感じです。あ、フォースが覚醒したレイアがいますね。というか実際の俳優がお亡くなりになったので、今後の活躍はありえませんけど。いっそのこと美しく宇宙空間に散らせてあげたほうがよかった気もします。そうすればカイロの背負う業がいっそう深みを増しますから。

どうせ次は違う人が監督するので、問題はその人に丸投げですね。ライアンが監督するといわれている新3部作は企画で立ち消えになるかもしれません。少なくともスターウォーズという名前である必要が無いと思います。スターウォーズのお約束、ライトサイドとダークサイド、ジェダイとシスが絡んでこないとか、せっかくの暗黙の了解を捨て去るのは無謀じゃないでしょうか。

エピソード4へのオマージュもありましたが、そういった部分がますます不快感をあおっている気がしました。特に、ホスを思わせる惑星で兵士が「塩か!」なんて言う場面がありましたけど、ジョークというより客を茶化しているだけに思えます。「お前、これはホスのような氷の惑星だと思っただろう?」どや顔の監督のニヤニヤが見えてきそうな感じでした。そのくせスノートルーパーもどきが登場したり、寒くもないのだから違和感がありました。

一番おかしいとおもったのは、スターウォーズなのに艦隊戦が主軸になってスタートレック風に仕上がっていたこと。さらに急にクルーがどこぞの世界にワープしているところとかそっくりでした。ライアンは(言い逃れ的に)自身もスターウォーズファンだとうたっていましたが、スタートレックファンの間違いだったのかもしれません。

結論として、SF映画としては普通に面白いのかもしれません。が、ファンとしてはがっかりでした。だったらお前が作れ!と言われそうですけど。ただの1ファンとして脳内で妄想するだけです。撮り直せ!とは言いませんが、エピソード8はレジェンドにしてしまったほうが良さげですね。ま、ならないでしょうけど。

1.12.2008 ちょっと加筆

コメント

このブログの人気の投稿

ビギナーズガイド#6 タンクレイド攻略

スローンイベント 最終章